2016年7月4日月曜日

alliance~指輪いろいろ~

体験授業を受けたときに、先生がmadameとmademoiselleをどうやって見分けるか、という質問をされた。
指されると思っていなくてぼんやりしていたところ、意見を聞かれ、なぜかテンパった私は
「えーと…見た目?」と答えた。
それもそうだけど、と苦笑まじりにおっしゃったその時の正解は「結婚指輪の有無」だった。先生はご自分の結婚指輪を指して「alliance」と教えてくれた。
ふーん、結婚指輪を指す単語に、同盟とか盟約という意味を持つ言葉を充てるんだ、フランス語って、と妙に感心した。結婚=同盟…なんというか、対等な関係の二人が、堂々と満面の笑みで「これからよろしく」と力強く握手をしているイメージ。

映画『Mon Roi』では、主人公たちカップルが結婚するときに結婚指輪の交換をしていなかった。allianceなし。今にしてみると象徴的だな、と思う。

その後通常の授業の中でも、身に着けているものを説明するときなどに何度か「alliance」が先生の口から出てきた。結婚指輪は、bague(指輪)ではなく、allianceだよ、と。「alliance」という言葉は私にとって印象に残る単語の一つとなった。

婚約指輪は「bague de fiançailles」ということも先生の授業で知った。
イラストを見ながら、グループでセリフをつけていく、という作業をしているとき、男性が女性に対して婚約指輪の入ったケースをパカッと開けるシーンを見ながら、女性の返答として「(指輪をくれたことに対して)Merciかなぁ~?」などと話していたところ、先生が鋭く突っ込んでこられた。
「結婚の申し込みに対する答えなんだから、はい(Oui)か いいえ(Non)か、絶対ない! (Jamais)でしょ?!」
なんだかあまりの勢いに圧倒されつつ、そ、そうですね、と皆でぽかんとした。
うーん、私だったら「ありがとう!」っていう返しも十分考えられるんだけどな…。
その時先生が跪いて指輪を差し出す仕草をされていたことを、映画『最高の花婿』のワンシーンを観たときに思い出した。

こうして振り返ってみると、家族を大事に思っていらっしゃる先生にとって、結婚というものがとても重大な意味を持っているんだろうな、と感じる。







0 件のコメント:

コメントを投稿